Green Project上でお客様と取引する際、貴社のサステナビリティデータが代わりに情報提供を行うため、すべての購買企業に対して同じ質問に繰り返し回答する必要はありません。本記事では、お客様が貴社のプロフィールで閲覧できる情報、そして同様に重要な、閲覧できない情報について説明します。
デフォルトでは、貴社の企業サステナビリティプロフィールはGreen Projectの購買企業に公開されています。管理権限は貴社にあり、プロフィールの内容はいつでも確認できるほか、お客様ごとに個別に承認したい場合は、プロフィールを「リクエスト制」に切り替えることも可能です。
プロフィールが公開設定になっている場合、Green Projectの購買企業は以下を閲覧できます。
l 企業のカーボンフットプリント(CCF)および経済原単位: 貴社の総CCF、Scope 1、2、3の内訳、排出原単位、前年比の推移
l 製品・サービスのカーボンフットプリント: 貴社が算定したPCF (該当する場合)
l 再生可能電力比率およびエネルギー消費量
l 排出削減目標: SBTiに準拠した科学的根拠に基づく目標を含む
l 脱炭素化の取り組み: 貴社が現在進めているもの
l サプライチェーンエンゲージメントの進捗状況
l ベンチマーク情報: 貴社の原単位が同業他社と比較してどうであるか
プロフィールを公開しても、商業上機密性の高いデータが露出することはありません。貴社の収益が共有されることは一切なく、フットプリントの算定に使用する支出データや活動データといった一次データもお客様に表示されることはありません。以下の情報は、プロフィールの設定にかかわらず、常に共有されません。
l 貴社の実際の年間収益額
l サプライヤー別またはカテゴリー別の詳細な支出内訳
l 貴社の会計データおよび社内コスト構造
l 貴社の他のお客様またはサプライヤーに関する情報
デフォルトでは、貴社のプロフィールはGreen Projectの購買企業に公開されています。お客様ごとに個別に承認したい場合は、プロフィールをいつでも「リクエスト制」に切り替えることができ、その場合はリクエスト・承認のフローに戻ります。いずれの場合も、プロフィールの内容はいつでもご確認いただけ、貴社が行う更新は、閲覧権限を持つお客様に自動的に反映されます。
リクエスト制に切り替える前に、そのトレードオフを検討する価値があります。切り替えると、顧客ごとに一件ずつ承認する形に戻ることになり、通常はアンケートの重複対応が増え、新規バイヤーのオンボーディングが遅くなり、また顧客が必要なタイミングで御社のデータを見つけられない可能性も出てきます。
排出データを共有すると、顧客はそれを使って自社のサプライチェーン排出量を把握し、自社のサステナビリティ目標の達成に役立てます。顧客は御社の排出量の一部を、3つの方法のいずれかで自社のコーポレートフットプリントに配分することがあります。
最も一般的な方法は支出ベースの配分です。顧客は自社の支出額が御社の総収益に占める割合を算出し、その同じ割合を御社の総排出量に当てはめて自社のフットプリントに配分します。例えば、顧客が御社の収益の20%を占める場合、御社の排出量の20%を自社のScope3として計上します。
もう一つの方法として、顧客に販売している製品について製品別カーボンフットプリント(PCF/CFP)を算定済みであれば、その数値に購入数量を掛けた値を使うこともあります。場合によっては、御社の事業に関する追加データをもとに、顧客と協力して適切な配分方法を決めることもあります。
御社の製品が下請け業者によって作られている場合、御社のデータは自社の直接的な活動を反映したものになりますが、下請け業者へのサービス支払いは御社の支出データに含まれているため、顧客側からはそのサプライチェーン部分も含めた御社の総フットプリントとして見えることになります。
顧客は御社の排出データを使って、自社のScope3排出量を算定したり、CDPやSBTiなどの報告要件を満たしたり、エンゲージすべき高排出サプライヤーを特定したり、サプライチェーンの脱炭素化に向けた取り組みを対外的に公表したりします。御社が排出量を削減すれば、それは顧客側の排出削減にもつながります。つまりサプライチェーン全体でプラスの好循環が生まれる、ということです。
